2015年12月20日

看護師の私は週末だけサロン開業!

岡 裕美さん(35)

プロセラピスト3ヶ月コース★2013年卒業
「癒し処 けろん」 開業・大阪市北区天満
★看護師をしながら週末セラピスト

今日は、僕の大好きな癒しスポット「カシマス」でシェアサロンを友達と一緒にやっている卒業生の岡さんを取材に行ってきました。

最近は、いろんな開業スタイルがあって、5年前とは明らかに進化している気がします。日本リラクゼーション化計画は順調に進んでいます。

今日のコラムをざっくり説明すると・・・
◆雑誌にも紹介されるお洒落レトロビル内でシェアサロン
◆岡さんの本職は「看護師」
◆訪問看護でも癒やしは必要!
◆お休みの時にオープン

レンタルスペースでシェアサロン
僕が「カシマス」に初めて伺ったのは昨年12月。
オーナーの鹿島さんが、若手デザイナーやアーティストにブースを貸そうということで作ったのが「カシマス」。鹿島さんの名前をもじったのかな。

よくわかりませんが、なんせ卒業生の岡さんは、カシマス内で休みの時に自分のサロン「癒や処けろん」をオープンしました。

本職は看護師、訪問介護で活躍
岡さんの本業は看護師。主に訪問看護で体の不自由な患者さんのお家に看護をして回っています。

目の前の人を癒やしたい!って思い、UTATANEYAリラクゼーションカレッジに入学したのは2012年。卒業して、看護師の仕事をしながら、リラクゼーションサロンでも働いていました。

そんな中、先輩セラピストの前中さんと出会い、カシマスでシェアハウスを一緒にオープンする事。

シェアハウスで週末だけ自分サロン
いつも仲のいい2人。

それに、ビルのオーナー鹿島さんの何ともいえないふんわりした空気が、僕は大好きで、ちょこちょことお邪魔させて頂いてます。

このビル、レトロビルの専門誌に載ったほどのかなりセンスのいいビルです。
インテリアが、とってもいい。

古い机やテーブルがノスタルジックな雰囲気の中で、現代的に置いてあります。

レトロビル専門雑誌に掲載されたお洒落ビル
また、施術ブースも女子が好きそうなテイスト。

むーむ、和歌山の「THE BED」http://school-utataneya.comimages/blog/news_20130513_17.html(現在海外赴任中)とはまた趣が違ううちの卒業生の中でも1、2を争うインテリアです。

とっても、雰囲気のいい中、今日も専属カメラマンと低重音ボイスライターで取材開始です。
(以下インタビューから・・・・)

ありがとうって言ってもらえるのが嬉しい
もともと、家族とか友達とかにマッサージしてました。
職業柄、患者さんにも触れるから、背中さすったりとか足が浮腫むからできたらいいなと思ってました。
私は、ありがとうとか、やってあげるのが好き。だから基本からちゃんと学べたらいいなって、思ってたんです。

セラピストの学校まで行こうと思ったのは、在宅のクリニックで働くようになってからです。
その事業所の立ち上げというか、管理を担当することになったのがきっかけです。
5年くらいやって、自分でやるのって面白いなと思ったんです。

在学中はクラスメートとばかり会ってました
学校は、年齢層が幅広いからすごく刺激的でした。私のクラスは若い人から年配まで特に幅広かったかな。
最初にニックネームをつけるから、年齢上の人でも話しやしやすかったのが良かったです。

3ヶ月コースで夏から入学しました。
通ったのは夜クラス。働きながらだったのですが、同じクラスの人は働いている人が多かったので、話しがあいました。特に今後のこととか、相談しやすかったかな。

クラスメートは、今でも連絡取ってます
練習後は飲みにいってたし、自宅で練習しあいました。
ほぼ毎日練習とりあえず練習したり、終わったら飲みにいったり、充実した学生生活でした。
先生とも飲みにいったし 笑

クラスメートは財産かな
卒業するまでは密でした。通学時期は普通の友達よりもクラスメートの方がめっちゃ会いました。
卒業してからも近況報告会とかしました。
夏なんて、私行ってないのに、学校のBBQの写真めっちゃもらったし 笑
最後の卒業の時にみんなの写真撮ってアルバムを作ったのも良い思い出ですね。

卒業してすぐはみんなそれぞれが忙しくって、クラスメートは就職活動とか、してました。
ホント、学校ですよね。

私は、結局看護師してて、マッサージ業界で就職は考えてなかったから、最初から掛け持ちでやろうと思って、自宅サロンをやろうと思ってたんです。
でも、自宅サロンは自分には窮屈でした。プライベートとか分けたいとか思ったし、だから喫茶店の2階のテナントでサロン開業しようなかと思って、開業の先生に相談したりしました。

自宅で開業はしたんですよ
友達とか、知り合いにちょっとだけやったりして、知り合いの所に出張とかしました。
カフェや癒やしイベントでマッサージしたりとか。結局、看護師の仕事も好きだから、それを取り入れてマッサージをいかしたいなと、探したら、今の訪問看護に巡り会ったんです。そこで、アロマとかセラピストとかをやっています。

シェアサロン開業に至るまでも楽しかった
自宅サロンやりながら、マッサージサロンもバイトでやってみました。
店舗で働いたことが無かったから、ちょっと接客も体験したかったんです。
いろんなサロンを見たいなって。
そしたら、たまたま行った所の店長さんと仲良くなって、それが一緒にシェアサロンをすることになった敦代さんだったんです。

敦代さんに「自宅サロンをやめて、レンタルサロンをやりたいな~っ」て話してたら、天満にちょっとしたスペースあるから、見に行かへん?って言われて、気がついたら、二人でシェアしてました。

今の職場の社長にも「でもええやん!」って応援してくれてるから嬉しいです。
コミュニティーみたいのがあって、カフェがあって、みんなでつながってく、そんなシェアサロンが出来たら嬉しいかな。

近い未来は・・・
理想のイメージは古民家の2階で施術して、1階はみんなが集まる気楽な感じのことがしたいなと思います。
自分のペースで、自分が今やりたいとか、好きなものとか、周りをそういう風にしていけたら縁が広がっていくので、自然と出来たらなって思うかな。

専門看護師っていう、スペシャリスト的な看護師もあるし、いろんな人とかかわれるような看護師もあるんです。
いろんな看護師の働き方があるんですよね。昔と違って、看護師の働き方の幅も広かって来た。
看護師=病院で働かなあかん、みたいなのがあったけど、今はそうでもない。

セラピストでも、いろんな働き方があるし、開業や就職だけじゃないから、まずはやってみたら良いと思います。
患者さんにも家族にもできるし、やったら良いような気がするかな~。

編集後記
リラクゼーションサロンに一番大切な物って空気感だと思うんですよね。
卒業生サロンや就職先サロンさまにしょっちゅう取材に行くのですが、この業種は何ともいえない柔らかい空気が流れているんです。

決してガツガツしていない、そして、いつも相手の事を考えてあげる、そんな優しさというか、気遣いというか、ヒトの優しさが詰まっている感じがするんです。

今日の取材もとってもそんな気持ちでいっぱいになりました。
癒やされました。ありがとうございました!

 
       
       
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