2013年3月7日

自分でも出来ると思った。第二のスタートの切り方。

塚田 阿季胡さん
大阪府箕面市
プロセラピスト育成6ヶ月コース卒業
Cemara (チュマラ バリ)開業

▼ 家族を介護で先が見えなくなった
▼ 最後のバイト先で出会ったきっかけ
▼ この年で夢なんてと思ったけど、出来た第二の人生

今日は箕面で開業した卒業生の取材に行ってきました。

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家族の介護が彼女の生活の中心。僕の周りでも「介護」という言葉が
現実的になっています。
今日は介護と両立しながら自分も楽しめる生き方をご紹介します。

++《以下インタビュー》++++++

家族の介護をしながら、パートをしていました。
ただ、どうしても時間の制限などでパートが続けられなくなった矢先に、
息子が大きな病気になり、どうしたらいいか先が見えなくなりました。

なんか、後悔とかしたくないんです。あの時やっとけば、
もっと良かったとか後で思いたくない。そういう思いが、
家族の介護をはじめた時から決心がついていました。

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そんな矢先に、あるきっかけがありました。
最後にパートしていたのが、スーパー銭湯のマッサージ屋さんの受付係なんですが、
そこのあるセラピストが以前は私とおなじ受付係だったそうで。
だったら私でも出来るんじゃないかと思い、一歩踏み出しました。
振り返れば3年迷ってたんです。このまま介護と仕事を両立する方法を。

でも、そのマッサージ屋さんのセラピストさんと出会い、背中を押された気がして。

通学中は、練習三昧でした。
私の場合は介護があったので練習時間がなかなか取れなかったから、
学校に行った日にたくさん練習をしようと決めていたんです。
周りのクラスメートも同じ環境の人も多かったし、一緒にもりもり練習してました。

去年の秋に母と一緒にバリ島旅行に行ったんです。とても良かった。
それがまた、わたしの背中を押してくれました。

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自宅開業なのですが、部屋の雰囲気は海辺のリゾートみたいにしたくて。
家族総出で手伝ってくれて、感謝しています。
息子と友達みたいな感覚なので、いろいろ手伝ってくれます。

今春開業予定で、いまはプレオープンの真っ最中。
だから、楽しくって楽しくって。
現実を行きてたから、夢を追っかけている私がいるのに不思議な感覚です。

モニターのお客さんに施術をやりきったとき、
お客さんが「気持ちよかった!」って言ってくれるけど、実はそれ以上に自分が
一番気持ちいいんです 笑
通学中の練習している時はそんなこと思わなかったのに。

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自分でステップを踏まないと自信がつかない、そう思うのでこれからもどんどん楽しんで
行こうと思います。
自分の道を切り開いて、やりきりたい、今はそんな気持ちで一杯です。

(インタビューより)
【関連】塚田さんが通ったコース プロセラピスト育成3ヶ月コース

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【編集後記】
インタビューしていると、40代の女性からは「自分の道を突き通す」という言葉が
多い事に気づきました。
子育てが落ち着き、自分の第二の人生の準備をしている、そんなイメージです。

お母さんから、自分に戻る時に何ができるのか、そしてそれを楽しめるのか。
塚田さんとお話をしていて、「震災の時に自分が特技があれば何か出来たかも」と
聞いたのが印象的でした。
自分に自信があれば、一歩踏み出せる。
これは、本当に大切なことだなとあらためて思いました。
「自信を得るには自分でステップを踏むこと」と言う言葉も、自分に言われているようで
身にしみました。
本当にいいインタビューでした。

 
       
       
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